0180 (右側の橈骨:背側からの図)

J0180 (右側の橈骨:背側からの図)
この図は「右側の橈骨(背側から)」を示しています。番号は橈骨の代表的なランドマークです。
- 00 橈骨(Radius):前腕の橈側にある長骨。肘では上腕骨小頭と、遠位では手根骨や尺骨と関節します。
- 01 関節環状面(橈骨頭の):橈骨頭の周囲を取り巻く関節面。尺骨の橈骨切痕と橈尺近位関節を作り、回内外で回転します。
- 02 橈骨頚:橈骨頭の直下のくびれ部。橈骨の近位端で前腕の回旋軸の一部。
- 03 橈骨粗面:上腕二頭筋腱の停止部。前腕の屈曲と回外に重要。
- 04 栄養孔:骨内へ栄養血管が入る孔。骨髄と骨質の代謝維持に関与。
- 05 骨間縁(骨間稜):橈骨と尺骨の間にある鋭い縁。骨間膜が付着し、前腕両骨を安定化。
- 06 後面(背側面):橈骨体の背側面。いくつかの伸筋の起始野になります。
- 07 尺骨切痕:遠位橈尺関節を作る尺骨頭の受け皿。手関節での回内外に関与。
- 08 総指伸筋に対する溝:遠位背側に走る腱溝。総指伸筋腱が通過します。
- 09 示指伸筋に対する溝:示指伸筋腱が通る背側の細い溝。
- 10 橈骨頭:上腕骨小頭と関節し、環状靭帯に包まれて回転。前腕の回内外の中心構造。
- 11 後縁(背側縁):橈骨体の背側の縁取り。筋の区画や腱の走行の指標。
- 12 橈側手根伸筋(長短)の溝:長短橈側手根伸筋腱が走る溝。手関節伸展と橈屈に関与。
- 13 長母指伸筋の溝:L字に曲がって背側に向きを変える腱が通る溝。母指IP伸展に関与。
- 14 橈骨茎状突起:遠位外側の鋭い突起。橈側側副靭帯などの付着と、触診ランドマーク。
ポイント