三角筋
三角筋は、肩から上腕の上部にかけて丸みを形成する強力な筋肉です。主な特徴と機能は以下の通りです:
- 起始:鎖骨の外側3分の1、肩峰、肩甲棘
- 停止:上腕骨の三角筋粗面
- 形状:展開すると逆さまのギリシャ文字デルタ(Δ)に類似
- 構造:厚い筋繊維で覆われ、上腕骨の近位端を上下前後から包み込む
- 主な作用:上腕の外転(腕を体から離す動き)
三角筋は鎖骨部、肩峰部、肩甲棘部の3つの部分からなる多羽状筋で、肩関節の動きに重要な役割を果たします。しかし、上腕を体幹に沿って下垂させた状態から即座に外転することはできません。最初に棘上筋の作用が必要です。
J0163 (右肩甲骨、筋の起こる所と着く所:背面からの図)
J0164 (右肩甲骨、筋の起こる所と着く所:前面からの図)
J0167 (右鎖骨、筋の起こる所と着く所:上方からの図)
J0168 (右鎖骨、筋の起こる所と着く所:下方からの図)
J0175 (右上腕骨とその筋の起こる所と着く所:前方からの図)