甲状舌骨筋
甲状舌骨筋は、前頚部の舌骨下筋群の一つです。以下がその主な特徴です:
- 起始:甲状軟骨から始まります
- 停止:舌骨体と舌骨大角の腹側半分で終わります
- 機能:甲状軟骨を上昇させるか、舌骨を下降させることで喉頭の位置を調整し、音声を調節します
- 解剖学的位置:胸骨舌骨筋が舌骨に向かって走る上方に位置します
また、甲状舌骨筋に関連して以下の解剖学的特徴があります:
- 甲状舌骨筋と甲状舌骨膜の間には舌骨下包があります
- 甲状軟骨喉頭隆起の前には喉頭隆起皮下包が存在します
過剰筋束として、甲状腺挙筋が知られており、男性では46.9%、女性では16.7%の頻度で見られるという報告があります
J0417 (頚部の筋(2層):前方からの図)
J0418 (頚部の筋(第2層):右側からの図)
J0419 (頚部の筋(第3層):前方からの図)
J0420 (頚部の筋(第3層):右側からの図)
J0421 (舌骨筋(深層):前面図)