上肩甲横靱帯
構造と位置:
上肩甲横靱帯は、肩甲切痕の上に架かる扁平で小さな靱帯です。
特徴:
- この靱帯の一部(主に前部)が骨化することがあります。
- 骨化した場合、肩甲切痕が孔となり、これを肩甲上孔と呼びます。
周囲の解剖学的関係:
- 肩甲上動脈がこの靱帯の上を通過します。
- 肩甲上神経がこの靱帯の下を通過します。
関連する筋肉:
肩甲舌骨筋の一部が、この靱帯から起始します。
出現頻度:
肩甲上孔(上肩甲横靱帯の完全骨化)の出現頻度は研究により異なりますが、約2〜3%と報告されています。
J0309 (右肩帯と靱帯:外側から少し前方からの図)
J0310 (右肩関節:前方からの図)
J0311 (右肩関節:前方からの図)
J0313 (右肩関節:後方から前面断図)
J0575 (右肩甲骨の動脈:背面図)