腸腰靱帯 Ligamentum iliolumbale

腸腰靱帯は、腰椎と骨盤(腸骨)を強固に連結する重要な線維性結合組織であり、腰仙部の安定性を維持する上で中心的な役割を果たしています。この靱帯は腰椎椎体の横突起から腸骨へと放射状に広がる強靭な線維束から構成され、体幹の動きを制限するとともに、腰椎と骨盤の間に働く力学的負荷を分散させる機能を持ちています。

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J0325 (右の骨盤の靱帯:前面から少し上からの図)

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J0326 (右側の骨盤の靱帯:後方からの図)

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J0490 (腰部の筋:腹側図)

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J0491 (右の鼡径部の筋膜:腹側からの図)

解剖学的構造

起始と停止

線維束の構成

腸腰靱帯は解剖学的に以下の複数の線維束に区分されます:

組織学的特徴

腸腰靱帯は密性結合組織から構成され、主にI型コラーゲン線維が高密度に配列した構造を持ちます。線維芽細胞が線維束の間に散在し、靱帯の修復と維持に関与しています。靱帯の厚さは平均3〜5mmで、個人差があります (Mahato, 2013)。血管供給は腰動脈と腸腰動脈の分枝から受け、神経支配は腰神経叢の後枝から受けています。これにより、靱帯損傷時には疼痛が生じる神経学的基盤が存在します (Bogduk, 1980)。

位置関係と周囲構造