


J0013 (13a. 腰椎の体の水平断面、13b. 脱灰され、透明な第4腰椎:上方からの図)





J0290 (腰椎の一部の正中断、右切断半分:左方からの図)
腰椎は脊柱の腰部に位置する5つの椎骨(L1からL5)で構成され、体重支持と姿勢維持に重要な役割を果たします (Bogduk, 2012)。胸椎(T12)と仙骨(S1)の間に位置し、脊柱の前弯(腰椎前弯)を形成します。成人では腰椎前弯が約40〜60度あり、これは直立二足歩行に適応した進化的構造です (Masharawi et al., 2004)。
椎体は腎臓型で大きく、体重支持機能のため下位になるほど大きくなります。上面は凹面、下面は凸面の形状を呈します (Panjabi and White, 1990)。椎体の高さは第3〜第4腰椎で最大となり、椎間板も下位ほど厚くなります。これは腰部への荷重分散の適応です。
椎弓根は太く短く、椎体後外側から後方に向かって伸びています。これは椎弓根スクリュー固定術における重要な解剖学的指標となります (Roy-Camille et al., 1986)。
椎孔は三角形状で、脊髄円錐(L1-L2レベル)と馬尾を内包しています。腰椎レベルでは主に馬尾が通過します。
椎間関節は矢状面に対してほぼ垂直方向に配列し、屈曲・伸展運動を促進する一方、回旋運動を制限します (Bogduk and Twomey, 2005)。