胸椎[T1-T12]Vertebrae thoracicae [T I-T XII]

胸椎は脊柱の胸部領域を構成する重要な部分で、解剖学的特徴と臨床的意義を持ちます(Gray, 2020; Standring, 2021):

解剖学的特徴

臨床的意義

解剖学的変異

胸椎の数の変異:個体差が見られ、過剰胸椎(13個)の出現率は約6.9%で、男性(9.2%)の方が女性(1.4%)より高いです(Nakajima et al., 2014)。このような変異は、腰痛や神経症状の原因となることがあります。また、胸腰移行部(T11-L1)は脊柱の不安定性が高い領域として臨床的に重要です(Panjabi and White, 1990)。

参考文献