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目次(VI. 感覚器)

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基本構造

眼窩骨膜(Periorbita)

眼窩脂肪体

眼球被膜(テノン被膜)

眼窩隔膜

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[図663] 左眼窩の眼窩隔膜を前方から見た図。(9/10倍)

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[図664] 眼球被膜(テノン被膜)

左眼窩の眼球被膜を、眼球を取り除いた状態で示す。(9/10倍)

眼球と視神経は、眼球を運動させる装置および涙腺とともに、骨膜で裏打ちされた眼窩の骨壁内に位置している。これらは眼窩脂肪体Corpus adiposum orbitaeと呼ばれる、眼窩内の豊富な脂肪組織に包まれている。さらに、眼球はその周囲の大部分を眼球被膜Capsula bulbiという特殊な結合組織膜で覆われている。この膜は視神経や眼筋とも連結している。眼窩の内容物は、眼窩口縁を取り巻く眼窩骨膜から伸びる結合組織膜、すなわち眼窩隔膜Septum orbitaleによって前方が閉ざされている。

a) 眼窩と眼窩骨膜 Orbita und Periorbita

b) 眼窩脂肪体 Corpus adiposum orbitae

c) 眼球被膜 Capsula bulbi (旧名テノン被膜Capsula Tenoni)

d) 眼窩隔膜 Septum orbitale