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目次（VI. 感覚器）

基本構造と機能

• 眼窩脂肪体は眼窩内の諸器官間の空隙を充填し、器官のクッションとして機能する

解剖学的特徴

• 眼筋円錐により内層と外層の2層構造に分かれる
• 内層は大きなロート状構造を呈し、眼筋・視神経・眼球後面の間の空間を満たす
• 外層は薄い構造で眼筋円錐を覆い、後部が薄く前部が厚い特徴を持つ
• 眼窩脂肪体が減少すると、眼球の後方陥没と視神経の蛇行が生じる

眼窩脂肪体（または眼窩脂肪 Orbitafett）は、眼窩内の諸器官の隙間を埋め、これらの器官のための適切なクッションを形成している。

眼窩脂肪体は、眼筋円錐によって不完全ながら内外の2層に分けられる。

内層は外層と比較して著しく大きく、眼筋、視神経、眼球後面の間にあるロート状の空間を満たしている。外層はそれより薄く、眼筋円錐の周りを包み、眼窩の後部で薄く、前部で比較的厚くなっている。眼窩脂肪体が減少すると、眼球が後方に落ち窪み、視神経がより蛇行して走行することになる。