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脊髄は3つの被膜に包まれています:
1. 脊髄硬膜(Dura mater spinalis)
2. 脊髄クモ膜(Arachnoidea spinalis)
3. 脊髄軟膜(Pia mater spinalis)
これらの被膜は脊髄の保護と支持に重要な役割を果たしています。
[図378]脊髄とその被膜および後根の後面図;A, B, Cの3部に分割(1/2倍、Sappeyより)
硬膜嚢を部分的に除去し、後方から切開している。左側では後根を取り除き、歯状靱帯の配列を明示。右側では硬膜を貫く神経根の全体像を表示。A部:上端の1は第1頚神経、VIIIは第8頚神経、下端のI・II・IIIは第1~3胸神経。B部:IVは第4胸神経、XIIは第12胸神経、1は第1腰神経。C部:IIと中央のVは第2・5腰神経、1と下端のVは第1・5仙骨神経。
1 菱形窩、2 結合腕、3 橋腕、4 索状体、5 槌子、6 舌咽神経、7 迷走神経、8 副神経、9,9,9,9 歯状靱帯の硬膜付着部、10,10,10,10 脊髄神経後根の出口、11,11,11,11 後正中溝、12,12,12,12 脊髄神経節、13,13 脊髄神経前根、14 脊髄神経の前枝・後枝分岐点、15 脊髄円錐、16,16 終糸、17,17 馬尾。
[図379] 脊髄膜:第4頚椎を通る横断面。硬膜は黄色、クモ膜は白色で示される。硬膜の外にある静脈と軟膜腔は青色で表現されている。
[図380]脊髄膜:第2腰椎を通る横断面(GerstenbergとHein、1908年より)