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目次(II. 筋系)
筋系の図譜
主要な筋肉の構成
- 板状筋は頭板状筋と頚板状筋に分かれており、頭部と頚部の運動を制御する
- 仙棘筋は腸肋筋と最長筋という2つの主要な筋によって構成される
深部筋群の特徴
- 棘筋は棘突起間を走行し、最長筋、半棘筋、多裂筋と連結している
- 半棘筋は横突起から棘突起へと走行し、主に胸椎と頚椎に付着する
- 多裂筋は仙骨から軸椎にかけて広がり、羽状筋様の配列を呈する
機能的特徴
- 両側で収縮すると脊柱の伸展を、片側で収縮すると側屈や回旋を生じる
- 回旋筋は胸部に主に存在し、通常11個の小筋群から構成される
[図483] 背筋群(右側は第2層、左側は第3層)
[図484] 長い背筋群
仙棘筋M. sacrospinalis:右側は自然な位置を示し、項部では依然として板状筋に覆われている。左側は各筋の間を分離して表示している。
[図485] 長い背筋群(左側:表層の諸筋を分離して表示、右側:より深層の筋)、深部の項筋群(右側)
1. 板状筋 M. splenius
2. 仙棘筋 M. sacrospinalis
3. 棘筋 M. spinalis
4. 半棘筋 M. semispinalis
5. 横突後頭筋 M. transversooccipitalis
6. 多裂筋 M. multifidus
7. 回旋筋 Mm. rotatores