この筋は第1~第7胸椎の横突起、第7頚椎の肋横突起、および第3~第6頚椎の関節突起と関節包靱帯から起始し、分界項線と項平面線の間に停止する。筋の上部には多くの場合、横走する1つの中間腱が見られる。
**神経支配:**脊髄神経後枝の内側枝および外側枝による。
**脊髄節との関係:**C. I~VIII(W. Krause)、C. I~IV(Eisler)。
**作用:**半棘筋は片側のみ作用すると脊柱を反対側に回旋させ、両側同時に作用すると脊柱を伸展させる。横突後頭筋は片側のみ作用すると頭を反対側に回旋させ、両側同時に作用すると頭を後方に屈曲させる。
**変異:**横突後頭筋の中間腱が欠如することがあり、また1つではなく2つ存在することもある。