https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
目次(II. 筋系)
筋系の図譜
前腹筋の構造と機能
- 前腹壁および側腹壁の筋肉は、斜走、横走、縦走する筋群から構成され、腹直筋、錐体筋、内外腹斜筋、腹横筋からなる
- 腹直筋は第5~第7肋軟骨から起始し、恥骨結合に停止する縦走筋である。3本以上の腱画により4~5個の筋腹に分けられる
- 外腹斜筋は第5~第12肋骨から起始し、腸骨稜と白線に停止する斜走筋であり、鼡径靱帯を形成する
腹筋の腱膜構造
- 白線は腹部正中線上に位置する腱性の構造であり、胸骨から恥骨結合へと延びて臍輪を含む
- 腹直筋鞘は前葉と後葉の2層構造からなり、内腹斜筋の腱膜が腹直筋を包み込むように形成される
鼡径管と臨床的意義
- 鼡径管は前腹壁を斜めに貫く長さ4~5cmの管で、精索または子宮鼡径索が通過する
- 鼡径ヘルニアには外側(斜)型と内側(直接)型の2種類があり、下腹壁動静脈との位置関係が手術時に重要となる
a) 前腹筋 ventrale Bauchmuskeln
b) 背方の腹筋 Dorsale Bauchmuskeln
腰三角 Trigonum lumbale, Lendendreieck
腹圧 Bauchpresse
腹筋の腱膜 Aponeurosen der Bauchmuskeln
腹筋膜 Fasciae abdominis