前腹筋全体によって、いわゆる腹圧(Bauchpresse)が生じる。すべての腹筋が協調して活動することで腹腔が狭められ、腹部および骨盤内の臓器とその内容物に圧力がかかる。これは、腸や膀胱の内容物を排出する際、嘔吐時、そして分娩時に胎児を娩出する際に顕著に現れる。さらに、腹圧の形成には横隔膜や骨盤底筋も関与している。