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RK482(背筋群(第1層))

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RK488(腰背筋膜と周囲との関係)

腸骨稜、外腹斜筋の後縁、および広背筋の前(外側)縁の間に三角形の裂け目がある。この裂け目の底は腸骨稜で形成され、尖端は上方を向いている。大きさは個体によって著しく変動し、大きいものから小さいものまでさまざまである。この三角形の領域を腰三角 Trigonum lumbale, Lendendreieckと呼ぶ。腰三角は脂肪組織で満たされており、この脂肪組織を除去すると内腹斜筋が露出する。内腹斜筋は腰三角の内側境界を形成している。なお、約3分の1の症例では腰三角が存在しないことがある。