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咀嚼筋に分布する主要な神経枝
その他の重要な分枝



図517(**下顎神経の分枝:**外側から描写。また、顔面に分布する眼神経と上顎神経の枝も示す)

a) 咬筋神経N. massetericus:外側翼突筋の上を通り、下顎切痕を経て咬筋に達する。また、顎関節にも細い線維を送る。
b) 後深側頭神経N. temporalis profundus posterior:外側翼突筋の上を越えて側頭筋の後部に至り、咬筋神経と同様に顎関節へ細い線維を送る。
c) 前深側頭神経N. temporalis profundus anterior:
これは外側翼突筋の上を越え、あるいはこれを貫いて側頭筋の前部に向かう。
d)外側翼突筋神経N. pterygoideus lateralis:多くの場合、頬神経の中を走り、外側翼突筋を貫く際にこの神経から分岐する。
e)頬神経N. buccalis(図517(**下顎神経の分枝:**外側から描写。また、顔面に分布する眼神経と上顎神経の枝も示す)):外側前方に向かい、外側翼突筋を貫くか、あるいはこの筋の下から現れて頬筋の外面を口角まで達し、その間に終枝に分かれる。終枝の一部は頬筋を貫いて頬部の粘膜に至り、他の枝は頬部の皮膚に達して顔面神経の枝と結合する。
f)内側翼突筋神経N. pterygoideus medialis(図516(翼口蓋神経節の根と枝)、図518(耳神経節とその結合(内側面からの描写))):下顎神経の内側面から発し、耳神経節を貫くか、あるいはこれに接して進み、次いで内側翼突筋に入る。耳神経節の近くでこの神経は口蓋帆張筋神経N. musculi tensoris veli palatiniと鼓膜張筋神経N. musculi tensoris tympaniを出す。

[図516]翼口蓋神経節の根と枝:内側面から描写。鼻腔外側壁の神経および複数の下顎神経枝を示す。(9/10倍)