https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
片山正輝
目次(V. 神経系)
(Bechterewが第7版で本章を大幅に改訂した。その後の版では微修正にとどまっていたが、第15版第3巻の再版時に大きな変更を加えた。第16版ではR. Richter(Potsdam)の貴重な共同執筆により、本文と図が特に大幅に改訂された。(原著註))
大脳皮質の構造と機能
- 大脳皮質は細胞構築や髄構築の特徴が領域によって異なり、それぞれが特定の感覚器や筋群と対応している
- 皮質領域は運動性中枢と知覚性中枢に分類され、各々が固有の機能を担っている
主要な伝導路系
- 上行性伝導路は末梢から始まり、複数の核で中継されながら脳皮質へと至る
- 下行性伝導路は大脳皮質を起点とし、脳神経核や脊髄の運動性前根へと伸びている
錐体路と錐体外路
- 錐体路は中心前回から内包後脚を経て脊髄に至る、主要な運動制御の経路である
- 錐体外路系は筋緊張の維持と運動の協調に不可欠な役割を果たしている
局所回路と連合経路
- 中枢神経系には主要な伝導路に加え、局所的な機能を担う多数の短い伝導路が存在する
A. 大脳皮質の中枢 Die Zentren der Großhirnrinde
B. 伝導路 Leitungsbahnen