https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
解剖学的構造
機能と構成
主要構成筋
研究背景
(工藤得安は日本人の顔面筋を中国人およびヨーロッパ人と詳細に比較分析を行った(北越医学会雑誌,31年,4号,293~322,1916)。)
頭蓋冠(Calvaria)の上には、薄くて強靭な帽状腱膜(Galea aponeurotica, Sehnenhaube)という腱膜(Sehnenhaut)が広がっている(RK513(**頭部の筋(**I)))。この腱膜は骨膜とは疎に結合し、頭部の皮膚とは密接に結合している。
この帽状腱膜は前頭、後頭、側頭の3箇所に位置する各1対の筋と結合し、それらの筋の中心腱(Zentralsehne)を形成している。これらの筋の作用により、帽状腱膜は頭皮とともに様々な方向へ移動する。これらの筋は前頭筋、後頭筋、および側頭頭頂筋の3対である。