https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
上肢帯(Schultergürtel)は胸郭の大部分を取り囲むが、前後の正中部では胸郭の一部が露出している。左右の上肢帯はそれぞれ、後方の広い部分と前方の弓状の部分から構成される。後部は肩甲骨で、第2から第7肋骨の高さで胸郭後部に接し、筋肉が胸郭と肩甲骨の間、さらに肩甲骨の外面を覆っている。前部の鎖骨はより表層に位置し、胸骨および肩甲骨と関節で結合している。
上肢帯の形状を簡潔に表現すれば、各側が1つの半弓からなり、その後半は広く、前半は細い。この半弓は凹側で胸郭に接し、前端で胸郭と関節結合している。そして、前後の両半分が結合する箇所に上肢が取り付いている。