https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
片山正輝
目次(関節学)

環椎後頭関節(第1頭関節)の特徴
- 解剖学的には左右に分かれているが、力学的には単一の楕円関節として作用する
- 主に前後屈(うなづき運動)と側屈(頭をかしげる運動)の2種類の運動を行う
環軸関節(第2頭関節)の構造と機能
- 軸椎の歯突起を中心とした回旋関節であり、主に頭部の回旋運動を担う
- 8つの関節面を有するが、力学的には単一の円錐形関節として作用する
- 回旋範囲は正中位から左右それぞれ30度で、らせん運動を伴う
運動範囲の測定データ
- Hultkrantzの研究によると、前後屈の可動域は第1頭関節で18.9度、第2頭関節で12.2度である
- 側屈の可動域は第1頭関節で7.5度、第2頭関節で3.8度である
1. 環椎後頭関節(第1頭関節)Atlanto-okzipitalgelenk (1. Kopfgelenk)
2. 環軸関節(第2頭関節)Atlantoaxialgelenk (2. Kopfgelenk)