J0615 (右の腋窩の静脈:前面図)

J0615 (右の腋窩の静脈:前面図)
(J0574 (右腋窩の動脈、正面図)の配置)
このページでは、右腋窩の静脈の前面からの解剖学的構造について、以下の要点を詳しく説明します:
1. 腋窩静脈の基本情報
- 解剖学的位置:腋窩の中心を走行し、上腕静脈の続きとして存在
- 主要な特徴:鎖骨下静脈へと移行し、上肢からの静脈還流の重要な経路となる
2. 周囲の筋肉構造
- 表層の筋肉:
- 三角筋(Deltoid muscle):肩関節を覆い、上腕の外転に関与
- 烏口腕筋(Coracobrachialis muscle):上腕の前内側に位置
- 深層の筋肉:
- 小胸筋(Pectoralis minor muscle):腋窩静脈の前方を横切る
- 肩甲下筋(Subscapularis muscle):腋窩の後壁を形成
3. 合流する静脈系
- 主要な静脈:
- 橈側皮静脈(Cephalic vein):上肢の外側を走行する表在静脈
- 上腕静脈(Brachial veins):上腕動脈に伴行する深部静脈
- 胸肩峰静脈(Thoraco-acromial vein):肩部の静脈還流を担う
4. 関連する神経走行
- 腋窩部の主要な神経:
- 筋皮神経(Musculocutaneous nerve):上腕の前外側の運動・感覚を支配
- 正中神経(Median nerve):上肢の主要な混合神経
アノテーション
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A12_0583(腋窩動脈)Axillary artery →Arteria axillaris【腋窩動脈】Axillary artery (A12_2_09_002)