0297 (後頭部、環椎、軸椎とその靱帯:後方からの図)

J0297 (後頭部、環椎、軸椎とその靱帯:後方からの図)
この画像は「後頭部、環椎、軸椎とその靱帯:後方からの図」を示しています。頚椎の上部構造、特に後頭骨と最初の2つの頚椎(環椎C1と軸椎C2)およびそれらを結合する靱帯の解剖学的関係を後方から見た図です。
図中の番号は以下の構造を示しています:
- 01. 環椎 (Atlas [C1]):第1頚椎で、頭蓋骨を支える輪状の骨です。
- 02. 軸椎 (Axis [C2]):第2頚椎で、その歯突起が環椎と連結して頭部の回旋運動を可能にします。
- 03. 後頭骨 (Os occipitale):頭蓋の後下部を形成する骨です。
- 04. 後環椎後頭膜 (Membrana atlantooccipitalis posterior):後頭骨と環椎を結合する膜性の構造です。
- 05. 第1頚神経 (Nervus cervicalis I [C1]):第1頚髄から出る神経です。
- 06. 椎骨動脈 (Arteria vertebralis):頚椎の横突孔を通って脳に血液を供給する重要な動脈です。
- 07. 横突起(環椎の)(Processus transversus atlantis):環椎の側方に突出する骨性突起です。
- 08. 関節包 (Capsula articularis):関節を包む線維性の構造です。
- 09. 黄色靱帯 (Ligamenta flava):隣接する椎弓間を結合する弾性に富んだ靱帯です。
- 10. 横突起(軸椎の)(Processus transversus axis):軸椎の側方に突出する骨性突起です。
この図は解剖学者W.Spalteholzによる1933年のAtlas第13巻の図297に基づいています。
アノテーション
01
A02_0553(環椎[C1])Atlas→Atlas [CI]【環椎[C1];第1頚椎】Atlas; First cervical vertebra; [CI] (A02_2_02_101)