0002 (骨格:右方からの図)

J0002 (骨格:右方からの図)
この図のポイントを簡潔に説明します。
- 図の向き
- 左:正面(前方)から見た全身骨格
- 右:右側面(右方)から見た全身骨格
- 5つの大区分(図中の番号)
- 頭(Caput):頭蓋骨と顔面骨。脳を保護し、感覚器(眼・耳・鼻・口)を支える
- 体幹(Truncus):脊柱、胸郭、胸骨、肋骨。心肺など内臓を保護し、姿勢を支える
- 上肢(Membrum superius):肩帯(鎖骨・肩甲骨)から腕・前腕・手まで。操作・巧緻運動を担う
- 骨盤(Pelvis):寛骨と仙骨など。体重支持と体幹から下肢への力の伝達、骨盤内臓の保護
- 下肢(Membrum inferius):大腿・下腿・足。移動と体重支持を担う
- 正面と側面で見えてくる違い
- 側面図では脊柱の生理的弯曲(頚・胸・腰)が分かりやすい
- 胸郭の奥行き、骨盤の前傾、膝関節や足部アーチの位置関係が把握しやすい
- 主要骨の見どころ
- 頭:頭頂骨、前頭骨、上顎骨、下顎骨
- 体幹:胸骨、肋骨、椎骨(頚椎7・胸椎12・腰椎5が連なる)
- 上肢:鎖骨・肩甲骨、上腕骨、橈骨と尺骨、手根・中手・指骨
- 骨盤:寛骨(腸骨・恥骨・坐骨)、仙骨
- 下肢:大腿骨、膝蓋骨、脛骨と腓骨、足根・中足・趾骨
- 学習のコツ
- まずは5区分で「何を守り、何を動かすか」をイメージ
- 正面と側面を見比べ、脊柱のカーブや骨盤の傾きなど立体関係を確認
- 関節部位(肩・肘・股・膝・足関節)を軸に、近位から遠位へ骨名をたどる
アノテーション
01
A01_0052(頭;アタマ)Head →Caput【頭;アタマ】Head (A01_1_00_001)
02
A01_0064(体幹)Trunk →Truncus【体幹;胴】Trunk (A01_1_00_013)
03