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片山正輝

目次（関節学）

頭蓋骨の結合様式

• 成人の頭蓋には、軟骨結合、靱帯結合、および顎関節（可動性関節）の3種類の結合様式がある

軟骨結合

• 蝶後頭軟骨結合は20歳頃に骨化する。また、蝶錐体軟骨結合や錐体後頭軟骨結合なども存在する

靱帯結合

• 頭蓋骨間の縫合と多様な線維束により、骨同士が不動性に結合され、血管・神経の通路が形成される

顎関節の構造と機能

• 側頭骨の下顎窩・関節結節と、下顎骨の下顎頭により形成される
• 関節円板により関節腔は上下に分けられ、この円板は下顎頭の動きに追従する
• 側頭下顎靱帯、蝶下顎靱帯、茎突下顎靱帯により補強される
• 開閉運動、前方運動、片側性の前方運動の3種類の運動が可能である

舌骨の連結

• 舌骨の各部は軟骨結合と舌骨間靱帯で結合され、茎突舌骨靱帯により頭蓋と連結する

成人の頭蓋には、複数の軟骨結合と多数の靱帯結合、そして唯一の可動性関節である顎関節が存在する。

1. 頭蓋軟骨結合 Synchondroses cranii

2. 頭蓋の靱帯結合 Syndesmoses cranii