腹直筋(M. rectus abdominis)
- 第5~7肋軟骨から起始し、恥骨上縁に停止する縦走筋であり、下方に向かうにつれて幅が狭くなる
- 3本以上の腱画(Inscriptiones tendineae)によって4~5個の筋節に分かれ、これらは主に臍の上下に位置する
- 骨盤固定時には胸郭を下方に牽引し脊柱を屈曲させ、胸郭固定時には骨盤を挙上する
錐体筋(M. pyramidalis)
- 腹直筋停止部の前方に位置する小さな筋で、恥骨から起始し白線に停止する
- 日本人成人において、両側欠如は約5%、片側欠如は約2~5%の頻度でみられる
- 主に第12胸神経の支配を受け、白線を緊張させ腹直筋と同様の作用を示す
1. 腹直筋 M. rectus abdominis, gerader Bauchmuskel
2. 錐体筋 M. pyramidalis (Pyramidenmuskel)