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目次（IV. 内臓学）

基本構造

• 喉頭軟骨は互いに固定的および可動的に接続され、粘膜のひだが連結の重要な媒介として機能している

主要な靱帯と膜

• 舌骨甲状膜は弾性線維を含む強固な結合組織であり、甲状軟骨上縁から舌骨下面後上縁へと伸びている
• 喉頭弾性膜は弾性に富み、披裂軟骨、甲状軟骨、輪状軟骨と接続して、その上縁で声帯靱帯を形成する

重要な関節

• 輪状甲状関節は緩やかな関節包に包まれ、輪状甲状靱帯によって補強されている
• 輪状披裂関節は薄い関節包を有し、後輪状披裂靱帯で補強されている

特殊な構造

• 声帯ヒダ内には強靱な弾性線維束（声帯靱帯）が存在し、甲状軟骨の角から披裂軟骨の声帯突起まで達している
• 輪状甲状靱帯は強靱な構造であり、その側縁は喉頭弾性膜へと移行している

α. 舌骨甲状膜 Membrana hyothyreoidea

β. 輪状甲状関節 Articulus cricothyreoideus

γ. 輪状甲状靱帯―弾性円錐の自由部 Lig. cricothyreoideum = Pars libera coni elastici

δ. 甲状喉頭蓋靱帯Lig. thyreoepiglotticum

ε. 輪状披裂関節Articulus cricoarytaenoideus

ζ. 輪状咽頭靱帯 Lig. cricopharyngicum

η. 声帯靱帯 Lig. vocale

[図193]男性の喉頭、気管上部、舌骨、およびこれらに付着する筋肉と靭帯の図。甲状軟骨の左板とそれに付着する靭帯の大部分は除去されている。左側面からの図。(9/10)

[図194]男の喉頭 後壁は正中線で切り開き左右に広げてある．左の声帯ヒダの粘膜ははぎ取ってある．(9/10)