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片山正輝

目次(V. 神経系)

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図224(胸腔の内臓の位置II)

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図226(胸腔の内臓の位置 III)

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図524(交感神経幹上部・舌咽神経・迷走神経・副神経・舌下神経)

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図527(右側の迷走神経と交感神経の頚部、胸腔、および腹腔上部における分枝)

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図570(胸部の自律神経系)

交感神経幹の胸部は、通常各側に11~12個の胸神経節Ganglia thoracicaから構成される。Burkanova(1948)の報告によれば、その数は最多で16個、最少で6個とされている。

これらの神経節は脊柱の近傍、肋骨小頭の前方に位置し、肋骨の上縁または下縁に近接している。下方の2個の胸神経節は脊柱にさらに近く、第11および第12胸椎の外側面に接している。各胸神経節は1本の節間枝で相互に連結され、交感神経幹の胸部は胸膜の肋椎部に覆われ、縦隔後部の外側に位置する。

第1胸神経節Ganglion thoracicum primumは最大で、しばしば下頚神経節と融合して頚胸神経節Ganglion cervicothoracicum(別名星状神経節Ggl. stellare)を形成する。さらに、第1胸神経節が第2胸神経節と融合することもある。胸神経節はすべて三角形または紡錘形を呈し、前述の通り明確な分節的配列を示す。