脊髄の中心管
脊髄の中心管は、以下のような特徴を持つ重要な構造です:
- 脊髄の全長にわたって走る小さな管腔です
- 管壁は上衣によって裏打ちされた神経管の管腔であり、その脳部は残存して脳室を形成します
- 中心管の腔所には脳脊髄液が入り、上衣細胞が並んでいます
- 第四脳室から始まり、脊髄全長を貫いて、脊髄円錐の尾端で終室となる、きわめて細長い管腔です
- 成人脊髄では中心管は所々でつぶれていることが多いです
この構造は脊髄の中心部に位置し、脳脊髄液の循環や神経系の発生において重要な役割を果たしています。
J0862 (図873-880で示された切断方向を示す、8〜9か月の人間の胎児の脳幹:後方およびやや右側からの図)
J0873 (毛帯(感覚)交叉の高さ、8-9ヶ月胎児の脳幹の断面)