上肢の静脈(Venae membri superioris)

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J0613 (右手甲の表在静脈)

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J0614 (右前腕の表在静脈:前方からの図)

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J0615 (右の腋窩の静脈:前面図)

上肢の静脈は、手部・前腕・上腕から腋窩静脈へ、さらに鎖骨下静脈、上大静脈を経て右心房へ血液を戻す経路で、表在静脈と深部静脈に大別され、穿通枝で連絡しながら機能する。主要な表在静脈は橈側皮静脈と尺側皮静脈で、肘窩の交通枝が採血や静脈路確保に利用される。深部静脈は動脈に伴行し、血流は筋ポンプの影響を受ける。解剖的変異や穿通枝・弁の異常は臨床的に重要で、診察・画像・介入の際に注意が必要である。

概要

上肢の静脈系は、手部〜前腕〜上腕で集めた静脈血を腋窩静脈(v. axillaris)→鎖骨下静脈(v. subclavia)へ導き、上大静脈を介して右心房へ還流させる経路である。形態学的には、深部(筋膜深層)を走り動脈に伴行する**深部静脈(venae comitantes)と、浅筋膜内を走り皮下で視認されやすい表在(皮)静脈(superficial veins / cutaneous veins)**に大別され、両者は穿通枝(perforating veins)で連絡する(Moore, Dalley & Agur, 2023)。

解剖(浅層→深層の層構造)

表在静脈(主幹)

1) 橈側皮静脈(v. cephalica)

2) 尺側皮静脈(v. basilica)

3) 肘窩の交通(採血と関連)