下腹壁動脈
下腹壁動脈は、以下の特徴を持つ重要な動脈です:
- 起始:外腸骨動脈から分岐し、鼡径靭帯のすぐ上方で始まります。
- 走行:
- 深鼠径輪の内側に沿って上方へ進みます。
- 前腹壁に入り、横筋筋膜を貫きます。
- 弓状線の前を通過し、腹直筋と腹直筋鞘後葉の間を上行します。
- 分布:上行しながら腹直筋に枝を与えます。
- 終末:上腹壁動脈と吻合して終わります。
- 関係:鼡径管の内容物(精管または子宮円索)の内側を通ります。
この動脈は、前腹壁への血液供給において重要な役割を担っています。
J0446 (男性右側の鼡径管(第3層):前方からの図)
J0573 (腹部前壁の動脈:背面図)
J0586 (男性の腹部大動脈:腹面図)
J0590 (男性右側の閉鎖動脈と下腹壁動脈:左側からの図)
J0591 (男性右側の閉鎖動脈(破格))
J0592 (右側の閉鎖動脈の末端分枝(男性の骨盤):腹側からの図)