網嚢孔は、上腹部孔またはウィンスロー孔とも呼ばれ、網嚢の右側端は、肝十二指腸間膜の後側で腹膜腔に開く。この開口を網嚢孔といい、腹部臓器を覆う膜の開口部である。網嚢孔は大網と小網をつないでいます。また、フランスの解剖学者Jacob Benignus Winslow (1669-1760)の名を冠してウィンスロー孔とも呼ばれます。なお、肝十二指腸間膜(小綱)の右側縁内部には、固有肝動脈や門脈が通るため、この部分で肝血流遮断が可能です。この方法をプリングル法といいます。