短橈側手根伸筋は、前腕の伸筋群に属する筋肉です。主な特徴は以下の通りです:
短橈側手根伸筋の腱は、長橈側手根伸筋の腱とともに長母指外転筋と短母指外転筋の筋腹を交差し、伸筋支帯下の第2腱区画を通過します。
この筋肉には様々な変異が見られます。例えば、筋や腱が分裂して束を形成したり、長橈側手根伸筋と部分的または完全に融合したりすることがあります。特に珍しい変異として、長橈側手根伸筋と短橈側手根伸筋の間に、第1中手骨に停止する「副橈側手根伸筋」が存在する場合があります。
J0175 (右上腕骨とその筋の起こる所と着く所:前方からの図)
J0176 (右上腕骨と筋の起こる所と着く所:後方からの図)
J0184 (右前腕骨:筋の起こる所と着く所:回外位の手の裏側からの図)