肩甲下筋
肩甲下筋は、以下のような特徴を持つ重要な筋肉です:
- 位置:肩甲骨の肋骨面の大部分を覆い、肩甲下窩を占め、腋窩の後壁を形成します。
- 起始と停止:肩甲下窩と筋膜から起始し、上腕骨の小結節と小結節稜の上部に停止します。
- 機能:主に腕を内旋させ、持続的な収縮により上腕骨頭を関節窩に固定します。
- 構造的特徴:肩関節固有の筋であり、その腱は回旋筋腱板の形成に関与します。
- 神経支配:上下肩甲下神経によって支配され、これらは腕神経叢後索から分岐した第五・第六頚神経に由来します。
肩甲下筋は肩関節の安定性と機能に不可欠な役割を果たしています。
J0163 (右肩甲骨、筋の起こる所と着く所:背面からの図)
J0175 (右上腕骨とその筋の起こる所と着く所:前方からの図)
J0176 (右上腕骨と筋の起こる所と着く所:後方からの図)
J0429 (右の胸筋(第2層)、正面からの図)
J0462 (右脇の下の筋:尾側図)
J0464 (右肩甲骨の筋:前面からの図)