横筋筋膜
横筋筋膜は、以下のような特徴を持つ重要な解剖学的構造です:
- 内腹斜筋と腹膜の間に位置する結合組織層
- 下腹部壁の内側を覆う
- 腹横筋内面としても知られる
- 腸骨筋膜や横隔膜下面の筋膜と連続した膜を形成し、腹壁筋内面を内側から支持する
- 横隔膜の下面を覆う部分は横隔膜筋膜と呼ばれる
- 後方では腰方形筋、大腰筋、小腰筋を覆い、腸骨筋を覆う腸骨筋膜となる
- 前方では、上部で腹直筋鞘の後面を覆いつつ白線に達し、下部(弓状線より下)では腹直筋の後面に直接接する
- 最下部は恥骨に付着する
- 臍輪の後面部分はやや肥厚し、臍筋膜と呼ばれる
このように、横筋筋膜は腹部内側を覆う重要な結合組織層であり、多様な筋肉や構造と密接に関連しています。
J0441 (弓状線より上部:腹壁の断面図)
J0442 (弓状線より尾側:腹壁を横断する図)