広背筋
広背筋は、背中に広く広がる大きな筋肉です。その主な特徴は以下の通りです:
- 起始:下位6胸椎の棘突起、全腰椎の棘突起、仙骨(胸腰筋膜を介して)、腸骨稜、第10~12肋骨(時に第9肋骨も含む)、そして多くの場合、肩甲骨下角
- 停止:上腕骨小結節稜。大円筋の周りを回って停止します
- 構造:筋線維は斜め上方に走行し、上腕骨に近づくにつれて捻れています
- 機能:上腕の内転、内旋、伸展を担います
- 特徴:広背筋の前縁と大胸筋の外側縁の間に、結合組織の線維(線維性腋窩弓)が存在し、まれに筋性腋窩弓が見られることがあります
広背筋は、背中の形状や上肢の動きに重要な役割を果たす主要な筋です。
J0175 (右上腕骨とその筋の起こる所と着く所:前方からの図)
J0176 (右上腕骨と筋の起こる所と着く所:後方からの図)
J0217 (右の寛骨:筋の起こる所と着く所を示す内側からの図)
J0427 (広頚筋を除去した後の右胸部の筋:腹側図)
J0429 (右の胸筋(第2層)、正面からの図)
J0435 (腹筋:右側前方からの図)