広頚筋
広頚筋は、以下のような特徴を持つ筋肉です:
- 前頚部に位置する薄い膜状の皮筋
- 第2咽頭弓(舌骨弓)に由来し、頚部に留まる
- 極めて薄く、皮膚の直下に存在
- 下顎骨の縁から第2(3)肋骨の高さまで広がり、肩峰にまで達する
- 頚筋膜浅葉の上に広がり、外頚静脈を覆う
- 上方は下顎骨と顔面皮膚に付着し、下方は皮下組織に広がる
広頚筋は頚部唯一の皮筋であり、表情筋と類似の機能を持ちます。その発達程度や広がりには、個体差が大きいことが報告されています。
J0064 (下顎の右半分、筋の起こる所と着く所:外側からの図)
J0077 (頭蓋骨、筋の起こる所と着く所:右方からの図)
J0079 (頭蓋骨、筋の起こる所と着く所を示す:前面からの図)
J0405 (頭部の浅層筋:少し右側からの図)
J0410 (口周りの筋:背面からの図)