背側手根間靱帯

背側手根間靱帯は、以下のような特徴を持つ手の靱帯構造です。

  1. 位置:関節包の深層に存在する。
  2. 機能:手根骨の背面をつなぐ。
  3. サイズ:通常は小さいが、例外もある。
  4. 特殊な線維束: a) 舟状骨から大・小菱形骨へ向かう線維束 b) 舟状骨から有頭骨頭を越えて三角骨へ向かう線維束(背側手根弓状靭帯[JNA]) これらの線維束は他の部分より長いのが特徴。

背側手根間靱帯は、手首の安定性を保ち、手根骨間の適切な位置関係を維持する重要な役割を果たしている。

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J0321 (右手の関節:手根を回外位とし、手の甲からの図)

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J0487 (右手の背側骨間筋)