中節骨(足の) Phalanx media pedis

J0269 (右足の第三中足骨と趾骨:足底面からの図)

J0272 (右足の骨、足の背面からの図)
解剖学的特徴
位置と構造
足の中節骨(中足趾節骨)は、足趾の骨格を構成する趾骨(phalanges)の一部で、第2趾から第5趾までの中間部分に位置する短管状骨です(Standring, 2020)。各中節骨は以下の3つの部分から構成されます:
- 骨底(base):近位端で、基節骨の骨頭と関節する。凹面を形成し、近位趾節間関節を構成する
- 骨体(body/shaft):中央部分で、わずかに掌側に凸の弯曲を示す。骨体は背側面が凸、足底面が平坦またはわずかに凹
- 骨頭(head):遠位端で、滑車状の関節面を持ち、末節骨の骨底と関節する。遠位趾節間関節を構成する
数と存在
- 第1趾(母趾)には中節骨は存在せず、基節骨と末節骨の2つの趾骨のみで構成される(Moore et al., 2018)
- 第2趾から第5趾までの各趾に1つずつ、計4個の中節骨が存在する
- 第5趾の中節骨は他の趾に比べて発達が不十分で、小さいことが多い
- まれに第5趾の中節骨と末節骨が癒合している場合がある
筋・腱の付着
中節骨には以下の筋が付着します(Netter, 2018):
- 短趾屈筋(flexor digitorum brevis):第2〜第5趾の中節骨底の足底面に停止し、趾の屈曲に働く
- 長趾伸筋(extensor digitorum longus)および短趾伸筋(extensor digitorum brevis):伸筋腱膜を介して中節骨の背側面に付着し、趾の伸展に働く
- 虫様筋(lumbricals)および骨間筋(interossei):伸筋腱膜に付着し、間接的に中節骨の運動に関与する
関節
中節骨は以下の関節を形成します(Standring, 2020):