腓骨頭尖 Apex capitis fibulae
腓骨頭尖は、腓骨頭の最上端に位置する尖った突起構造で、腓骨の解剖学的形態を理解する上で重要なランドマークです(Gray, 2020; Standring, 2020)。

J0244 (右の脛骨と腓骨:前方からの図)

J0245 (右の脛骨と腓骨:後方からの図)
解剖学的特徴
位置と形態:
- 腓骨頭の外側面(外側方向)の上端に位置する(Moore et al., 2017)
- 小さく尖った円錐状の形状を呈する(Standring, 2020)
- 腓骨頭の最も上方に突出した部分である(Gray, 2020)
- 触診可能な体表ランドマークとして機能する(Moore et al., 2017)
周囲構造との関係:
- 上方:腓骨頭の関節面(脛骨との関節形成)(Standring, 2020)
- 内側:腓骨頭内側面(脛骨外側顆との関節面)(Gray, 2020)
- 外側:大腿二頭筋腱の付着部位に近接(Moore et al., 2017)
- 前方:長腓骨筋の起始部(Standring, 2020)
- 後方:腓腹筋外側頭の起始部に近接(Gray, 2020)
臨床的意義
触診と身体診察:
- 膝関節外側の体表から容易に触知可能(Moore et al., 2017)
- 膝関節外側部の疼痛評価における重要な解剖学的指標(Bencardino et al., 2000)
- 腓骨頭の骨折や脱臼の診断において触診の基準点となる(Ogden, 1974)