橈骨粗面;橈骨結節
橈骨粗面は、以下のような特徴を持つ解剖学的構造です:
- 肘関節付近の橈骨にある小さな隆起部位です。
- 橈骨体の前面上端に位置しています。
- 橈骨頭から約2cm下方の前内側に、卵円形の隆起として観察されます。
- 上腕二頭筋の付着部となっています。
橈骨粗面の形状は、以下の4つの型に分類されます:
- 楕円形に隆起する型(約57.8%)
- 内後方が特に突出し堤状になる型(約18.0%)
- 隆起するが表面が平坦な型(約16.8%)
- 周縁が隆起し中央部が陥凹する型(約7.4%)
なお、女性の橈骨粗面は一般的に発達が弱いとされています。
J0179 (右の橈骨:母指側からの図)
J0180 (右側の橈骨:背側からの図)
J0473 (右前腕の筋(第2層):掌側図)
J0475 (右前腕の筋(第4層):手掌側の図)