橈骨粗面;橈骨結節

橈骨粗面は、以下のような特徴を持つ解剖学的構造です:

橈骨粗面の形状は、以下の4つの型に分類されます:

なお、女性の橈骨粗面は一般的に発達が弱いとされています。

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J0179 (右の橈骨:母指側からの図)

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J0180 (右側の橈骨:背側からの図)

日本人のからだ(平田和明 2000)によると

橈骨粗面の形状

橈骨粗面は、肘関節付近の橈骨の小さな隆起部分です。橈骨体の前面の上端には、橈骨頭から約2cm下方の前内側方に、卵形の隆起部分(上腕二頭筋が付着する)があります。橈骨粗面の形状は、次の4型に分類できます(斎藤、1933 a)。楕円形に隆起する型が256側中57.8%、内後方が特に突隆し堤状になる型が18.0%、隆起するが表面が平坦な型が16.8%、周縁が隆起し中央部が陥凹する型が7.4%です。女性の橈骨粗面の発育は弱いとされています。