外耳道

外耳道は、側頭骨の鼓室部から耳介を通って鼓膜に至る通路です。以下の特徴があります:

外耳道は聴覚において重要な役割を果たし、音波を鼓膜に導く機能があります。

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J0026 (右の側頭骨:外側からの図)

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J0909 (右の翼突管神経(ヴィディアン神経):右方からの図)

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J0912 (右の下顎神経の分岐、浅層)

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J0913 (下顎神経の分岐、深層:右方からの図)

日本人のからだ(平田和明 2000)によると

外耳道骨腫(図25)

外耳道は、側頭骨の鼓室部から耳介を経て鼓膜に至る通路で、骨性部分と軟骨性部分から成り立っています。この通路は約2.4cmの長さと約6mmの直径を持つS字状の構造をしています。外耳道内に生じる骨瘤は外耳道骨腫と呼ばれ、好発部位は外耳道の前壁、後壁、前上壁です。原因としては遺伝的要素や冷水刺激などの外的要因が挙げられます。176頭蓋352側中、4頭蓋(2.3%)、5側(1.4%)に見られたとの報告があります(Dodo, 1974)。

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図25 外耳道骨腫,道上棘,乳突上稜