外耳道 Meatus acusticus externus

外耳道は、側頭骨の鼓室部から耳介を通って鼓膜に至る管状の通路です(Gray and Williams, 2023)。解剖学的および臨床的に重要な特徴を以下に示します:

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J0026 (右の側頭骨:外側からの図)

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J0284 (右側の顎関節:外側からの図)

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J0909 (右の翼突管神経(ヴィディアン神経):右方からの図)

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J0912 (右の下顎神経の分岐、浅層)

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J0913 (下顎神経の分岐、深層:右方からの図)

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J1020 (右の外耳および中耳の概要:前外側からの図)

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J1021 (右耳介:外部からの図)

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J1022 (右の外耳:内側からの図)

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J1027 (右外耳道に垂直な断面:前方からの図)

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J1028 (右外耳道の水平断面:上方からの図)

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J1029 (右の鼓膜に垂直な断面:前面からの図)

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J1030 (右の鼓膜:外側から前下方の図)

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J1032 (鼓膜を取り除いた後の右鼓室の耳小骨:外側から前下方からの図)

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J1055 (右側の側頭骨を横切った断面で、上部から見た下半分の図)

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J1056 (右側の側頭骨を垂直に切断し、外側の切断面を内側からの図)

1. 解剖学的特徴

2. 臨床的意義

3. 機能的側面

外耳道は聴覚において重要な役割を果たし、音波を増幅して鼓膜に効率的に伝導する機能があります(Pickles, 2022)。また、耳垢(耵聹)の分泌により外耳の保護と自浄作用を担っています。耳垢腺は軟骨部外耳道に多く分布し、日本人の多くは乾性耳垢(灰白色)を持つ遺伝的特徴があります(Yoshiura et al., 2020)。

参考文献