https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
目次(IV. 内臓学)
図079(硬口蓋と軟口蓋)
図080(口腔の諸壁と口峡)
図081(上下の口蓋扁桃:概観図)
図082(頭部顔面の矢状断(上方3個の頚椎を含む))
図084(顔面頭蓋、咽頭、喉頭の正中面やや外側での矢状断)
図086(咽頭と口蓋の諸筋および耳管)
図087(咽頭腔)
口蓋は口腔の天井を形成し、前方の硬口蓋(Palatum durum)と、筋肉を含む後方の軟口蓋(Palatum molle)の2つの部分から構成されている。
口蓋の構造
- 口蓋は口腔の天井を形成し、前方の硬口蓋と後方の軟口蓋から構成される
- 硬口蓋は骨性基礎が粘膜で覆われ、口蓋縫線や横口蓋ヒダなどの特徴的構造を持つ
- 軟口蓋は筋肉を含む粘膜のひだで、口蓋垂や口蓋弓を形成する
軟口蓋の筋
- 口蓋帆張筋、口蓋帆挙筋、口蓋垂筋、舌口蓋筋、咽頭口蓋筋などの筋肉が軟口蓋の機能を担う
- これらの筋肉は主に咽頭神経叢からの神経支配を受ける
口蓋扁桃
- 口蓋扁桃は左右一対の榛実大のリンパ性器官で、扁桃窩に位置する
- 微細構造はリンパ小節が密集し、上皮とリンパ組織の複合体を形成している
- 主な血液供給は顔面動脈由来の上行口蓋動脈の扁桃枝から受ける
a) 硬口蓋 Palatum durum, harter Gaumen
b) 軟口蓋 Palatum molle, weicher Gaumen; 口蓋帆 Velum palatinum, Gaumensegel