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目次(IV. 内臓学)
図012(**十分に発達した正常歯列:**成人の左側面観)
図014(上内側切歯)、015(上外側切歯)、016(下顎切歯4本)
図017(上の犬歯)、018(下の犬歯)
図019(第1小臼歯)
図020(上の左の第2小臼歯)
図021(下の左の第1小臼歯)
図022(下の左の第2小臼歯)
図023(上の左の第1大臼歯)
図024(上の左の第2大臼歯)
図025(上の左の第3大臼歯)
図026(下の左の第1大臼歯)
図027(下の左の第2大臼歯)
図028(下の左の第3大臼歯)
図029(上下両顎の左側半における乳歯)
図030(上顎の乳歯列における咀嚼縁と咀嚼面)
図031(ゾウゲ細管:ヒトの大臼歯歯根の横断研磨標本(部分))
図032(歯の縦断研磨標本)、033(エナメル質の接合層)、034(大きな球間区)
図035(**下顎小臼歯の歯根横断研磨標本:**厚いセメント質層を示す)
図036(空気で満たされたゾウゲ細管の横断研磨標本)
図037(切歯の歯髄表面における象牙芽細胞の集団)
図038(歯髄とそのゾウゲ芽細胞層)
図039(歯髄)
図040(歯槽骨壁におけるシャーピー線維)
図041(歯根膜)
図042(歯髄内の神経線維)、043(象牙質内の神経原線維網)
図044(大臼歯の硬組織形成の各段階)
図045(歯堤 3ヵ月胎児の頭部前額断)、046(図45の枠内部分を拡大表示したもの)
図047(エナメル器)
図048(乳歯および永久歯の原基)
図049(エナメル質の形成)
図050(新生児の上顎における歯槽窩と歯胚)
図051(新生児の下顎における歯小嚢)
図052(乳歯の萌出を示す模型図)
図053(乳歯の発生模型図)、054(永久歯の発生模型図)
図055(脱落した乳歯)、056(3歳児の下顎左半:内側からの図)
図057(永久歯の萌出を示す模型図)
図058(6歳児の両顎に残存する乳歯と永久歯:前方からの図)、059(6歳児の両顎に残存する乳歯と永久歯:側方からの図)
図078(舌尖を上方に挙げ、舌下面と口腔底を観察)
図079(硬口蓋と軟口蓋)
図080(口腔の諸壁と口峡)
内側から前庭を閉じ、前庭と狭義の口腔との境界を形成しているのが、上下の歯列弓(Arcus dentalis maxillaris et mandibularis)である。歯列弓は顎の歯槽突起、歯肉、および歯から構成されている。
歯の構造と機能
- 歯は硬質で、単一または分岐した根を持ち、顎骨の歯槽に埋め込まれている。人間には乳歯と永久歯の二組がある。
- 歯は歯冠、歯頚、歯根から構成され、内部に歯髄腔を有する。
- 歯の硬組織はエナメル質、象牙質、セメント質からなり、歯髄は血管と神経に富む軟性結合組織である。
歯の種類と配列
- 人間の歯は切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯に分類される。
- 永久歯は上下顎それぞれ16本、計32本であり、乳歯は上下顎それぞれ10本、計20本である。
- 歯列全体では、歯がすきまなく並び、上下の歯が噛み合う特徴を持つ。
歯の発生と交換
- 歯の発生は胎児期に始まり、エナメル器と歯乳頭の形成を経て進行する。
- 乳歯の萌出は生後約7か月に始まり、2歳頃までに完了する。
- 永久歯は乳歯を置き換える代生歯と、新たに加わる大臼歯からなり、6歳頃から萌出が始まる。
歯の一般的性状 Allgemeine Eigenschaften der Zähne
a) 永久歯 Dentes permanentes