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目次(VI. 感覚器)
蝸牛管の基本構造
- 蝸牛管は前庭階壁、鼓室階壁、外側壁の3つの壁から構成され、前庭階壁はライスネル膜として知られている
- 外壁には血管条があり、内リンパの分泌を担っている
コルチ器官の構造
- 内柱と外柱によって形成されるトンネル状の空間を中心に、複雑な細胞構造を有している
- 感覚受容器として内有毛細胞と外有毛細胞が機能し、外有毛細胞は通常3列、部位によっては4-5列配列している
- 有毛細胞には特殊な感覚毛があり、神経終末と緊密に結合している
前庭階と鼓室階
- 両階は骨膜に覆われ、内皮細胞による裏打ちを持つ
- 蝸牛小管を介して外リンパ液がクモ膜下腔と交通している
A. 蝸牛管 Ductus cochlearis
B. 鼓室階と前庭階 Scala tympani et vestibuli