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目次(VI. 感覚器)
蝸牛の構造
- 蝸牛壁は外板、内板、板間層からなる3層構造であり、内板は蝸牛軸と隔壁を形成し、外板は蝸牛全体を包んでいる
- 骨膜には弾性線維が豊富で、内皮で裏打ちされており、星形の色素細胞が散在している
重要な構成要素
- ラセン靱帯は蝸牛ラセン管の外方において基底膜から放散している
- 第二鼓膜は蝸牛窓を閉鎖する結合組織性の膜で、内皮と鼓室粘膜によって被われている
蝸牛小管システム
- 蝸牛小管は鼓室階の床に開口しており、内部に結合組織、蝸牛小管静脈、外リンパ管を含む
- 外リンパ管は蝸牛の外リンパをクモ膜下腔へと連結し、蝸牛小管静脈は頚静脈上球へと注いでいる
図684(左アブミ骨の上面図)、685(左耳小骨連鎖(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)の内上面からの図)
図700(蝸牛管の第2回転における横断面の拡大図)
1. 蝸牛壁 Schneckenwand
2. 骨膜 Periost
3. ラセン靱帯 Ligamentum spirale
4. 第二鼓膜 Membrana tympani secundaria
5. 蝸牛小管 Canaliculus cochleae