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目次(VI. 感覚器)
基本構造
- 眼球外膜は角膜と強膜から構成され、角膜が約1/5、強膜が約4/5を占める
角膜の特徴
- 角膜は透明な組織で、5層構造(角膜上皮、外境界板、角膜固有質、内境界板、前眼房内皮)からなる
- 角膜の厚さは中央部で0.8mm、角膜縁で1.1mmであり、重さは180mgである
- 角膜は大部分が無血管であるが、辺縁部には毛細血管のループ状血管網が存在する
強膜の特徴
- 強膜は経線方向と赤道方向に走る線維性結合組織束で構成され、視神経付近で最も厚く(1-2mm)なる
- 強膜には多数の開口部があり、視神経、血管、神経が通過する
- 強膜静脈洞(シュレム管)は強膜前縁の内壁に位置し、水様液の排出に重要な役割を果たす
前述のとおり、眼球外膜は角膜と強膜から構成されている。
a) 角膜 Cornea, Hornhaut
b) 強膜 Sclera, Sklera