https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
目次(VI. 感覚器)
眼球直筋の構造と配置
- 眼球周囲には4つの直筋(上・下・内側・外側)があり、眼窩尖端から前方へ約4cmの距離を走行し、眼球赤道より前方で付着する
- 直筋は総腱輪から起始して眼筋円錐を形成する。内側直筋が最も重く、上直筋が最も細長い
斜筋の特徴
- 上斜筋は滑車を通過して方向を転換し、眼球赤道より後方で付着する
- 下斜筋は眼窩底を弓状に走行し、眼球外側の赤道より後方で付着する
神経支配と機能
- 外転神経は外側直筋を、滑車神経は上斜筋を、動眼神経はその他の眼筋を支配する
- 直筋は主に水平・垂直方向の眼球運動を担い、斜筋は回旋運動を補助する
- 複雑な眼球運動では通常3つの筋が協調して働く(例:内側上方への回転には内側直筋、上直筋、下斜筋が関与する)
1. 眼球直筋 Mm. recti bulbi
2. 斜筋 Mm. obliqui