0525 (右足の腱鞘は、脛骨側から赤い物質で注入された図)

J0525 (右足の腱鞘は、脛骨側から赤い物質で注入された図)
(母趾外転筋と短母趾屈筋は除去されました。)
図J0525(右足の腱鞘)の要点を番号順に簡潔に解説します
- 01 長趾屈筋(FHLではなくFDL):後脛骨筋群の一つ。足趾II–Vを屈曲し、足底縦アーチの維持に寄与。内果後方を通過。
- 02 アキレス腱(下腿三頭筋腱):腓腹筋+ヒラメ筋の共同腱。踵骨隆起に付着し、足関節底屈の主力。
- 03 前脛骨筋:足関節背屈と内反。内果の前方で腱となり足背へ。
- 04 腓骨の内側面(脛側面):外側下腿筋群の起始・腱走行の背景となる骨面指標。
- 05 上伸筋支帯:足関節前面で伸筋腱を押さえ、腱の弓弦化を防ぐ。
- 06 後脛骨筋の腱鞘:内果後方のトンネルで腱を保護・滑走性を確保。
- 07 前脛骨筋の腱鞘:足背で前脛骨筋腱を包み、支帯下で摩擦を軽減。
- 08 下伸筋支帯:Y字状。長母趾伸筋・前脛骨筋・長趾伸筋などの腱を固定。
- 09 内果皮下包:内果直上の皮下滑液包。圧迫や靴擦れで滑液包炎を起こしやすい。
- 10 長母趾伸筋の腱鞘:母趾背屈腱の滑走路。支帯部での摩擦を低減。
- 11 前脛骨筋腱:内側楔状骨・第1中足骨底に付着。足部の内反・背屈を強める。
- 12 前脛骨筋の腱下包:支帯直下の滑液包。過負荷で炎症の疼痛源。
- 13 母趾外転筋:足内側縦アーチを支持。図では表層筋として示される。
- 14 短母趾屈筋:母趾基節を屈曲。内側・外側種子骨と関連。
- 15 長母趾屈筋の腱鞘:内果後方から足底へ走る強力な屈筋腱の鞘。母趾屈曲と推進力に重要。