0483 (右手の手掌の筋(第2層))

J0483 (右手の手掌の筋(第2層))
(短母指外転筋、小指外転筋、および短小指屈筋は除去されています。 浅指屈筋の腱から一部が切り取られています。)
この図は「右手掌の筋(第2層)」の解剖図です。母指球や小指球の一部表層筋を取り除き、屈筋腱や深層の小筋を見えるようにした状態を示します。
見どころ
- 手根部では「掌側手根靱帯(09)」と「横手根靱帯=屈筋支帯(12)」が屈筋腱群を押さえ、手根管を形成します。
- 指へ向かう屈筋腱は2種類あり、浅層の浅指屈筋腱(13)と、深層の深指屈筋腱(16)が走行します。浅指屈筋腱は基節・中節レベルで二股に分かれ、深指屈筋腱がその間を通って末節へ至ります。
- 母指側では長母指屈筋(07)の腱が母指へ、母指球筋(04 短母指外転筋は除去、06 短母指屈筋、05 母指対立筋)が第1中手骨まわりで母指の動きを作ります。
- 小指側では小指外転筋(11)と小指対立筋(14)が小指球を形づくります。
- 前腕から来る前腕筋として、橈側手根屈筋(01)と尺側手根屈筋(08)が手根部で腱・靱帯と関係します。
- 豆状骨(10)は尺側手根屈筋腱の停止部で、小指球筋や手根靱帯のランドマークになります。
- 指の線維鞘(17)は屈筋腱をトンネル状に保持する鞘で、ばね指などの病態の舞台になります。
図中番号と主要構造
- 01 橈側手根屈筋
- 02 浅指屈筋
- 03 長母指外転筋(腱走行が母指側へ)
- 04 短母指外転筋(この図では除去)
- 05 母指対立筋
- 06 短母指屈筋