0434 (横隔膜:腰部、腹腔からの図)

J0434 (横隔膜:腰部、腹腔からの図)
(横隔膜は第7~11肋骨と胸骨から解放されています。)
このページでは、横隔膜の腰部と腹腔からの解剖図について詳細に説明します。
基本構造と位置
- 横隔膜は第7~11肋骨と胸骨から解放された状態で示されており、腹腔側からの視点で観察できます。
主要な解剖学的構造
- 大静脈孔:下大静脈が通過する開口部で、横隔膜の右後方に位置します。
- 弓状靱帯:内側弓状靱帯と外側弓状靱帯が腰椎から起始し、横隔膜の安定性に寄与します。
- 食道裂孔:食道が通過する開口部で、第10胸椎レベルに位置します。
- 腱中心:横隔膜の中心部を形成する強靭な腱膜構造です。
関連する筋肉構造
- 腹横筋:腹壁の最深層を形成し、腹圧の調節に重要な役割を果たします。
- 腰方形筋:後腹壁に位置し、体幹の側屈や呼吸補助に関与します。
- 大腰筋・小腰筋:脊柱の前方に位置し、股関節の屈曲や腰椎の安定化に関与します。
この解剖図は、医学教育や臨床参照のための重要な視覚的資料として活用されています。
アノテーション
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